インターネットゲートウェイを使用して VPC インターネットアクセスを有効にする

インターネットゲートウェイは、VPC とインターネットとの間の通信を可能にする VPC コンポーネントであり、冗長性と高い可用性を備えており、水平スケーリングが可能です。IPv4 トラフィックおよび IPv6 トラフィックをサポートしています。ネットワークトラフィックに可用性のリスクや帯域幅の制約が発生することはありません。

インターネットゲートウェイを使用すると、リソースにパブリック IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスがある場合、パブリックサブネット内のリソース (EC2 インスタンスなど) がインターネットに接続できるようになります。同様に、インターネット上のリソースはパブリック IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを使用してサブネット内のリソースへの接続を開始できます。例えば、インターネットゲートウェイを使用すると、ローカルコンピュータを使用して AWS の EC2 インスタンスに接続できます。

インターネットゲートウェイは、インターネットルーティング可能なトラフィックの VPC ルートテーブル内のターゲットを提供します。IPv4 を使用した通信の場合、インターネットゲートウェイは、ネットワークアドレス変換 (NAT) も実行します。IPv6 を使用した通信の場合、IPv6 アドレスが公開されているため、NAT は必要ありません。詳細については、「IP アドレスおよび NAT」を参照してください。

注記

インターネットゲートウェイには課金されませんが、インターネットゲートウェイを使用する EC2 インスタンスにはデータ転送料金が発生します。詳細については、「Amazon EC2 オンデマンド料金」を参照してください。